元気で長生き日本人の平均寿命が、世界一を記録しました。 男性は77歳、女性は84歳で年々寿命は延びています。わが国の高齢人口は、14%を超え2020年には25%、すなわち4人に1人は高齢者ということで今後その割合が増加することは確実です。近年介護保険制度がスタートしましたが利用されている家庭も多いと思います。今利用している人は大きく分けると二つに分けることが出来ます.ひとつは、脳梗塞や脳出血の後遺症で麻痺や痴呆がある人たちともひとつは年齢による老化現象で体が衰えている人たちに分かれます。 老化の進行は個人差が大きく多種類の影響を受けています。そのひとつに染色体の両端にテロメアと言うものがあり、これは、細胞分裂の活性に関係があり、テロメアの長さの長い人ほど細胞が元気で長持ちします。言い換えれば、年をとっても若いということです。そのほかには活性酸素も老化に大きな影響を与えています。しかし、これらは、遺伝子との関係があるためなかなか老化を防ぐことは難しいですが、病的老化を防ぐことが出来ます。代表的な原因としては、生活習慣病で高血圧、糖尿病、高脂血症があげられますが、どれにも共通していることは、血管の病変に関係していることです。特に脳梗塞、心筋梗塞は栄養バランスのかたよりや飲酒、禁煙、ストレスといった悪い生活習慣が引き起こす病気です。生活習慣の乱れによって、コレステロールが増加し、血流が悪くなったところへ血栓ができ血液が流れなくなり起こります。 医食同源という言葉がありますが、納豆は、血液をサラサラひして、血管を予防するナットウキナーゼが含まれており、通常8時間から10時間効果が持続します。脳梗塞、心筋梗塞の予防には最適です。また、青魚には、DHA、EPA 脳出血の原因である高血圧も、減塩や脂肪の摂りすぎに注意することが大切です。生活習慣病は、余り自覚症状がないため、なかなか改善することが難しいのですが現状ですが、普段の食生活に注意し、また時には住民検診などでチェックをして、将来の高齢社会に向かって介護の必要のない年寄りにないたいですね。 ( 西野 仁
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