更年期「更年期」という言葉を聞くと女性はだれもがいやな顔をします。でも、女性ならばいつかはおとずれる時期なのです。女性の一生は <幼児期>→<思春期>→<成熟期>→<更年期>→<老年期>とすすみます。 日本人の平均閉経年齢は51歳で、閉経が近づくにつれて卵巣の働きが悪くなり、生理(月経)が不順になってきます。更年期とは、この閉経年齢をはさんだ約10年間前後をいい、卵巣の機能が衰えはじめ完全にその機能が停止する時期をいいます。 更年期というと、生理が不順になり、顔がほてる、手足や腰が冷える、息切れや動悸がする、怒りやすくイライラする、頭痛・めまい・肩こり・腰痛など不快な症状が出現すると考える人も多いでしょう。女性ホルモン(卵胞ホルモン)の分泌量が低下するために、これらの不快な症状が起こるのですが、不快な症状だけではなくいろいろ問題を含んでいます。女性ホルモン=卵胞ホルモンの役目は、
などの働きがあります。 そのため、更年期のいろいろな症状もふくめて骨粗しょう症・高脂血症・認知症を予防することを考えていかなくてはいけません。今まで分泌されていたホルモンが十分分泌されなくなるのですから、体に変調がおきるのは当たり前で、その状態を自分で把握しておくことが必要です。 <更年期症状の治療>原因はホルモンの分泌不足ですからホルモン補充療法(女性ホルモンの補充)が主な治療方法です。ホルモン補充療法とは薬物を使用して不快な症状を軽減させ、快適な日常生活を送る目的で使用します。 更年期症状 3つの要因
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▼ 更年期の症状を改善するためにホルモンバランスを整える
心の状態を整える本質的な性格は変えられなくても、不安定になっている心の状態を整えることはできます。心が安定すれば更年期の症状も格段に楽になります。それにはまず静かに休むこと、そして、自分の心の声に耳を傾けること。 環境を整える環境を整えるには、自分でできること、周囲に協力してもらうことの2つがあります。 (西 睦正)
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