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アルコールの摂取や喫煙など生活習慣と妊娠の関係について

 最近読んだ中で、生活習慣と妊娠の関係についておもしろい資料があったので少し述べてみたいと思います。

<アルコ−ル>
 週に1〜2回、1〜2単位を越えない飲酒量が望ましい(イギリスの厚生省の資料)
従来、アルコ-ルは、害があると言われてきましたが、適度の量ならば妊娠しやすさに関して問題ないと述べられています。

ビール  ショート 350ml 2単位
ロング 500ml 3単位
ウィスキー  シングル 30ml 1単位
ダブル 60ml   2単位
日本酒 1合 180ml  2単位
焼酎  1合 180ml  3単位
ワイン 1杯 175ml 2単位

<カフェイン>
 コーヒー、紅茶、お茶が好きな方、安心してください。たまに、気にされる方がおられますが、意外と、妊娠のしやすさとは関係が無いようです。ただし、何事も適度が大事。過度の摂取は避けましょう。

<タバコ>
 タバコは妊娠に関しても悪い影響しかありません。特に女性のほうが影響を受けやすいようです。奥様が非喫煙者でもご主人が喫煙者の場合、タバコの煙を吸うことによって喫煙者と同じくらいの悪影響を受けてしまうようです。ご主人のみが喫煙される場合は、奥様がタバコの煙を吸わないようにこまめに換気をしてみてください。

  • 1.卵子が育ちにくくなる
  • 2.卵子の透明帯(卵子の殻)が厚くなる
  • 3.自然流産や子宮外妊娠のリスクが高まる
  • 4.閉経を1〜4年早めてしまう

<体重>
体重も妊娠しやすさに関係しているようです。
●BMIが29以上
  →妊娠するのまでに時間がかかる
  →自然流産のリスクが高くなる
  ※つまり、健康的に体重を減らすことで排卵の可能性が高まり妊娠しやすくなる
●BMIが19未満
  →月経不順が出やすくなる
  ※つまり、体重を標準レベルまで増やすことで妊娠しやすくなる
<薬の服用>
●非ステロイド系消炎剤(ボルタレン・ロキソニンなど)
●高プロラクチン血症誘導薬(向精神薬など)
●抗がん剤・放射線治療

などこれらの薬の中には副作用的に不妊傾向を示す薬があるので注意が必要です。

(西 睦正)