高脂血症には高LDLコレステロール血症と低HDLコレステロール血症が問題になるのですが、中性脂肪も高値だと動脈硬化疾患の危険因子になる。そこで、中性脂肪について少し考えてみたい。
血液中の中性脂肪値は、食後約1時間より上昇し始め食後3〜4時間後に最高値をとることが知られている。そしてこの食事の影響はおよそ5〜6時間持続すると考えられている。したがって、1日3回食事すると、血液中の中性脂肪は1日のうちかなり長時間にわたり食事の影響下にあると考えられる。食後にみられる脂肪の増加は食事に含まれる脂肪の種類や量によるものと考えられる。この食後高脂血症が動脈硬化をきたす原因として考えられている。
では、これをどうやって予防、改善、治療するのか?。基本は、摂取カロリー制限や適度の運動です。これで改善がみられないときは医療機関を受診してください。
これを読んで皆さんが少しでも体の中の危険因子を避けられるようにちょっとだけかいてみました。